日本では女性だけでなく男性の美容意識も急速に高まっており、美容室の需要も比例して伸びています。今や男女共に利用できるサービスを用意しているサロンも多く、今後も美容業界は成長し続ける可能性を大いに秘めている業界といえるでしょう。

新しくこれらの店舗を開業する場合に必要な資金の相場は約2,500万円で、土地・建物が賃貸であれば約1,000万円で開業することが可能です。この金額の内訳をみると美容機器の導入に約700万円が必要で、スタッフの募集広告費用が約60万円・新規オープンにともなう宣伝費が150万円・内装費用が600万円となります。賃貸物件の場合は土地・建物の費用は省けますが入居時の契約金と家賃が別途必要です。

この開業資金を調達するためには金融機関から借り入れをおこなうのが一般的で、銀行であれば開業資金名目の貸し付けサービスを受けられます。この貸し付けは変動型金利が採用されているのが特徴で、年間0.3～0.4％までと金融法で定められた金利で毎月の支払額が決まります。この変動型金利は借入時に提出する営業形態並びに開業計画書に基づいており、支払いが可能な範囲内の金額となります。これを踏まえると、店舗を開業する際は資金が不足していたとしても金融機関から借り入れをおこなえば店を開くことは可能です。